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消えゆく町の個性

March 5, 2017

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きな町のひとつに吉祥寺がある。

中央線文化と井の頭線文化が融合していて、

金持ちから貧乏学生まで

誰でも居場所を見つけられるところだ。

個人商店街が町の中心になっていて、

百貨店や大型商業施設は付録的な存在。

エネルギー感が町全体に漂う。

 

そんな吉祥寺のまち歩きは駅から始まる。

そこには「吉祥寺ロンロン」という駅ビルがある。

もちろん有名店もあるのだが、多くは地元の服屋やアクセサリー屋、飲食店があって、

地域性が濃い。

1階にはロンロン市場という八百屋と魚屋もある。

いつも多くの人で賑わい、活気にあふれている。

ホー・チミンのベンタイン市場やバンコクのクロンサン市場を歩いているようで楽しい。

「ファッションストリート」とか「エキサイト館」とか、

今ではありえないような「ださいネーミング」もいい。

駅ビルなのに、まるで表の商店街と感覚的につながっているようだ。

 

その吉祥寺ロンロンが消えてしまった。

あとにできたのはatre。(2010年4月開店)

恵比寿、品川、上野とかにある、あのatreである。

JRグループではルミネと対をなす一大勢力。

当然のことながらおしゃれな雑貨、コスメ、アパレル、カフェが大集合。

三浦屋が消えて、ザ・ガーデンや成城石井まで入ってしまった。

これでは他の街の駅ビルと変わらないではないか。

ロンロン以外にも吉祥寺といえばここ、みたいな店がどんどん減ってきた。

代わりにどこの街でもおなじみの店がどんどん増えた。

ドンキーができた。

LAVIができた。

ユニクロだけのビルができた。

魚金が3店に増えた。

 

JRの戦略としては、首都圏の駅ビルをルミネ、アトレ、グランデュオに統一するらしい。

どんどん街の個性を奪っていく戦略。

亀戸エルナードもアトレになった。サンメグロもアトレになった。

サンカマタとパリオ(蒲田)はグランデュオになった。

なんにもなかった巣鴨や田端、大塚にさえアトレヴィができた。

東京の街を画一化してどこが面白いんだろう。

 

「ローンローン、ローンローン、きちじょーじー♬」

という歌はもう聞くことはできない。

どこにいっても同じアトレのテーマサウンドがあるだけ。

 

まち歩きの楽しみがひとつ減ってしまった。

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